タロット21「世界」の意味や読み方の解説
基本情報
- 数字:21(完成、統合、達成、調和、成功、成就、円環、バランス)
- エレメント:地(安定、成果、実現、豊かさ、秩序、形にする力、現実化)
- 占星術:土星(完成、責任、成熟、安定、成果、現実、到達、継続)
ポジティブなキーワード
- 達成・完成
- 成功・結果
- 調和・統合
- 自己実現
- 円満な関係
- 長期的な安定
- 目標の達成
- 世界との調和
- 自己肯定・充実
- 満ち足りた幸福感
ネガティブなキーワード
- 完結後の虚無感
- 次の目標を見失う
- 惰性・停滞
- 慢心・満足しすぎる
- 視野の狭さ
- 自己完結的になる
- 挑戦への恐れ
- 過去への執着
- 保守的になる
- 終わりを受け入れられない
タロット21世界が読めない・読みづらいという方向け解決策
数秘の「21」のイメージで読む。

「21」は数秘術では創造性と成功の象徴とされます。
「21」は数秘で分解すると 2+1=3。
つまりこの中には
1自己の完成
2他者との関係性
3他者を喜ばせ共存する
という三つの数字が内包されているわけです。
多くの人は「まず他人を喜ばせなければ」と考え疲弊します。
それではいけない。
人間はまず最初に「自分自身を満たす」必要があります。
でも自分を満たしているだけでは、ただのわがままな人間になります。
ですので、自分の世界を完成させたうえで、今度は“他者と分かち合う段階”に入るのが大切です。
それが世界のカードが持つ「循環的な完成」です。
土星のイメージで読む。

私は土星が読みづらいという方に、いつもこう伝えています。
「自分のホロスコープの“土星星座”を見てください」
なぜ土星?
と思うかもしれませんね。
実はタロットカードは、占星術のサインや天体との対応があります。
愚者は天王星、魔術師は水星、女教皇は月…
という感じで、タロットカードの大アルカナ22枚は、占星術の10天体12星座に割り当てられているのです。
この中で《世界》のカードは「土星」に割り当てられているカード。
そして土星は占星術で「人生の課題、制限、試練」を意味する星です。
これはもう少し分かりやすい言葉にすると
「苦手意識を感じたりいつもこれがうまくいかないという実感を感じたりすることも多いが、そこを超えた時に一気に覚醒する」
「自分の人生のテーマが見えてくる」と
いう感じになります。
すると、そこから考えたとき
「《世界》のカードは、“自分にとっての土星的テーマ”が成熟し、形を成し、ついに完了する、完成する、その喜びに満たされる、その瞬間に到達する」
…と解釈することができます。
たとえば、あなたの土星が天秤座にあるなら、あなたは「他者との調和」や「公平な関係性」を築くことが試練であり、同時に完成のテーマ。
そこを学びきったとき、あなたの中に訪れるのはまさに《世界》そのもの──
「人とつながる喜び」と「自分のままで生きる自由」の統合かもしれません。
アドラー心理学「共同体感覚」について学んでみる
全てのことは「自分と世界を一体化させる」とうまくいく
「自分と世界の一体化…」
という考え方を知っていますか?
なんかこれだけ聞くと怪しい自己啓発セミナーみたいですね笑
でもそういうわけではないので、ぜひ最後まで聞いてください。
例えば、あなたが「お金持ちになりたい」と願っていたとします。
しかしこれだけでは、この願いは「ただの私欲」にすぎないため、他人からしたらどうでもいいことです。
だから、誰もあなたに協力してくれません。
そのため、このままではこの願いが叶う可能性は低いでしょう。
しかし、もしあなたが「私はお金持ちになりたい」「だからそのために最高においしいケーキを作りたい」と願うのであれば、これは「自分の願い」であると同時に「もっとおいしいケーキを食べたい人たち」の願いにもなっています。
これならば、ひとまず「おいしいケーキを食べたい人達」があなたに協力してくれるようになるでしょう。
すると、あなたが一人で頑張るよりも、はるかに成功しやすくなるでしょう。
さらにあなたが、「私はケーキ作りでお金持ちになることで、同じくケーキ作りを頑張っている人たちの希望になりたい」と願ったとします。
ここまでくれば、あなたがお金持ちになることは「自分の願い」であると同時に、「おいしいケーキを食べたい人達」の願いでもあり、さらに「ケーキ作りに希望を感じたい人達」の願いでもあることになります。
あなたが成功することが、あなただけの利益ではなく、みんなの利益になっているということです。
ここまでくると、協力してくれる人がめちゃめちゃ増えるので、あなたの夢はどんどん叶いやすくなるでしょう。
こんな風に、人生では「自分と世界を一体化させる」を意識すると、色んなことがうまくいきやすくなります。
自分だけが得をしようとするのではなく、自分と自分以外みんなで得をするように進めていく。
そうすれば大抵のことはうまくいきます。
そりゃそうです。
だって自分だけの力ではなく、みんなの力を使うことができるのですから。
1人では大変な道でも、1万人で目指したらマンパワーの総数が違う。
だから、うまくいかないわけがない。
日常生活の些細なことでも「自分と世界を一体化させる」という感覚の有無で大きな差がつく
このことは、いろんなことに応用して考えることができます。
恋をするにしても、、、
自分の都合ばっかり押し付ける人は、だいたいモテないでしょう。
相手に合わせてばっかりいる人は、モテるけど人生がぜんぜん楽しくないって感じでしょう。
幸せな人は、自分も相手も両方大事にします。
仕事などでも…
自分のサボりたい休みたいについてばっかり考えている人は、まわりから必要とされません。
でもだからといって、会社に合わせてばかりですぐ無理をする人は、いつしか体を壊してしまい「もっと自分を大事にすればよかった」と後悔するでしょう。
幸せな人は、みんなの状況もしっかり把握しつつ、でも自分の状態もしっかり把握し、程よいバランスで生きていることが多いです。
あなたは今、何を願っていますか?
この恋が成就すること?
夢が叶うこと?
お金を得ること?
仕事で成功すること?
あなたがどのような願いを抱いていたとしても、そこで「自分のことだけ」を考えていればうまくいかないし、「まわりのことだけ」を考えていてもうまくいきづらいはずです。
うまくいく人はだいたい、「自分と他者」を一体化させているはあずです。
あらゆる自己啓発や宗教は、根底では同じことを言っている
アドラー心理学だろうとキリスト教だろうと、世界中のあらゆる「教え」には、ある共通したメッセージがあります。
それは以下のようなものです。
「人が幸せに生きる方法は、自己中心性を捨てて、自分の利益ばかり考えるのはやめて、自分を世界の中心のように考えるのはやめて、自分は世界の一部だと受け入れて、自分ではなく全体の利益を考えられるようになって、自分に対してではなく世界に貢献できるようになることですよ」
「だけどそれは決して、自分を犠牲にしてでも他者に尽くせってことじゃありませんよ」
「そうじゃなくて、自分と世界を一体化させるってことですよ」
自分が世界の中心だと考えている者は、世界と敵対する
不幸な人は、いつでも「自分が世界の中心だ」と考えています。
だからいつでも自分の利益だけを考えています。
こういう人は、恋愛をすれば「どうすれば自分が愛されるのか」ばかりを考えます。
だからパートナーから「鬱陶しい」と思われ、見捨てられます。
仕事をすれば「どうすれば自分が楽をできる」ばかりを考えます。
だから周囲から信頼を得られず、どんどん見放されます。
そもそもこの世界は、個人の欲望を満たすようには出来ていません。
世界はあなたの欲求を都合よく満たしてくれるお母さんではない。
その中で「自分の利益だけ」を考えて生きていれば、あなたの願いはほとんど叶うことがなく、あなたは世界に憎しみと悲しみを感じ、常に腹を立てながら生きることになってしまい、とても非合理的です。
幸福な人は、「自分は世界の中心ではない」という事実を受け入れています。
だから自分の利益に執着しません。
こういう人は恋愛をすれば「どうすれば相手が喜ぶか」を考えることができます。
すると、そのほうがパートナーにとって魅力的な人間にうつりやすいため、「この人を手放したくない」と思わせやすく、結果的には恋愛がうまくいきやすくなります。
また仕事をすれば「どうすればみんなが楽になるか」を考えることができるので、他者からの信頼を集めやすいです。
すると人がどんどん集まり、協力者がどんどん集まり、自分ができることの範囲を広げることができるでしょう。
自分の利益だけ考えて生きる人は世界と敵対するので、恋愛も仕事もうまくいかなくなる。
しかし他人の利益を考えて生きる人は世界と調和するので、恋愛も仕事もうまくいきやすくなります。
これはこの世界の普遍的な原則です。
「偽りの他者貢献」はむしろ世界との対立を深める!
しかしここで注意してほしいことがあります。
ここでいう「他者貢献」とは、「心から他者の幸せを願い行動すること」です。
「心からそう思えているわけではないくせに、表面上だけ他人の利益を満たすために行動すること」とは違います。
ところが人間は、自分の心にすら嘘をつくことができるので、多くの人は「他人の幸せを願っているつもりなだけで、実際は願っていない」という歪つな状態にあります。
よく、「彼氏に喜んでもらうためにこんなに尽くしてきたのに、彼氏が私のことを見てくれない」と嘆く人がいます。
それは本当の「貢献」ではありません。
こういう人は綺麗事を並べ立ててはいますが、心から相手のために尽くしているのではなく、内心では「相手からの関心を得たい自分のため」にそう行動しているに過ぎません。
だから「相手からの関心」という見返りが得られなければがっかりもするし、腹も立てるわけです。
これは本当の貢献ではなく、「ただの打算」に過ぎません。
その薄っぺらさは、雰囲気から必ず相手に伝わります。
だからこういう人の「貢献」は評価されないのです。
同じように、自分を安売りすることも、本当の他者貢献ではありません。
よく、「なんでもかんでも見返りを求めずに、いつでも他人に利用されてばかりで、自分を満たすための行動努力を何もしない人」がいますが、こういう人は根本的なことを忘れています。
自分が不幸になれば、悲しむ誰かがいるのです。
自分なんてどうでもいいというのは、あなたのわがままにすぎません。
だからこういう人の「貢献」も、評価されないのです。
世界と調和すると、主語が「わたしたち」になる。
不幸な人はいつでも、「自分と他者」を分離した存在だと考えています。
だから、「他者に貢献するふり」をしたり、「自分を犠牲にして他人に尽くしたり」をしてしまうのです。
この人達は根本的な前提として、「誰かが幸せになるには、誰かが犠牲になるしかない」という考えを抱いています。
頭ではっきりそう考えているわけではないかもしれませんが、根底にそういう思想が根付いているのです。
しかし幸福な人は、これとは逆の世界観を生きています。
彼らは、自分と他者の間に境目がありません。
あなたのためが私のためでもあり、私のためがあなたのためでもある。
自分が幸福になることがみんなの幸福でもあり、みんなが幸福になることが自分の幸福でもある。
彼らはそういった感覚で生きています。
アドラー心理学を学ぶとタロット世界がわかる。
で、ここから本題なのですが、実はアドラー心理学ではこれを「共同体感覚」と呼んでいます。
アドラー心理学は「嫌われる勇気をもて」「自分と他者の課題を分離せよ」というところばかりが話題になり、広まってしまっているのですが、アドラーはけっして「他人のことなど考えるな」「嫌われてもいいから自分を貫け」ということを言っているのではありません。
アドラーが一貫して言っていることはこういうことです。
・まず自分を持て。
・他人に振り回されるのをやめて、きちんと自分を持て。
・でもそれは1人になれということではなく、自分の軸をきちんと持ったうえで他者との関係性をきちんと構築するのが大切だ。
・そうすれば「共同体感覚」に至れる。
・これをみんな目指すべきだ。
要するにアドラーは決して孤独になれと言っているのではなく、自分のためにが相手のためになっている、相手のためにが自分のためにもなっている、そういう境地に立てということをずっと言っているのです。
(壮大すぎてまったく理解されないっぽいですが)
そしてこの話は、数秘21の話とも共通しています。
数秘において21は、自我を貫く1と、他者を受け入れる2の要素があり、この二つを足すと「人を喜ばせる3」となる。
だから21は完成の数字だと言われています。
タロット「世界」が出たときは、願いの質が高まるとき
で、ここからやっとカード解説に戻りますが、私はこのカードが占いで出たとき、稀にこういう解釈をすることがあります。
「今抱いているその願いを【ただの私益】から【共益】に昇華することができるのかもしれませんね」
「だからまわりの人から惜しみない協力と支援を受けることができる」
「だから大成功する」
「あなたが成功したことを、まわりの人もみんなで祝福してくれる」
一般的な本などでは、ただただ「成功する」とだけ書かれていることが多いのですが、それだけだったらわざわざ「世界」なんてたいそうな名前は必要ないと思うのです。
ワンド6などであれば、「ただ成功する」みたいに読むのもありだと思いますが、このカードは世界です。
世界なんて大層な名前がついたカードを、ただ「成功する」とだけ読むのは、あまりに寂しいと思うのです。
だから私は、このカードが出たとき、
「相談者はただ成功するんじゃない」
「とんでもない成功を掴むんだ」
「それはきっと【世界と一体化した感覚】に至るほどの大成功だ」
という感じで読むときがあります。
やりたい事とやるべき事が一致する時
世界の声が聞こえる
byスタードライバーより
っというわけで話が死ぬほど長くなりましたが、要するに結論としては
- タロット21世界のカードが読めない、読みづらいという人は
- アドラー心理学の本を読んでみると少しそのヒントがつかめるかもしれないです
ということでした。
すいません長くなりすぎました。
まとめ:世界のカードが教えてくれること
世界は「完成と調和」のカードです。
長い旅路を経て、すべての経験がひとつにつながり、
「自分という存在そのものが世界の一部である」と気づく段階。
努力も苦しみも喜びも、すべてが今のあなたを作ってきた。
その事実を受け入れたとき、深い満足と平和が訪れます。
このカードが出たとき、宇宙はこう語りかけています。
「おめでとう。あなたはすでに“世界”の中にいる。」
終わりを恐れず、次の章へと軽やかに進みましょう。
このカードは、永遠に続く“創造の循環”のはじまりです。

