今日の相談「仕事のストレスを軽減する方法はないですか?」

働くことがしんどいです。
でも働かないと生きていけないですし、仕方なく働いてはいますが…
なんとか少しでもストレスを軽減する考え方はないものでしょうか?
回答「根本が間違ってます。仕事=苦しいものという前提を変えましょう」

まず根本的なところが間違っています。
あなたは「仕事=嫌でも我慢してやるしかないもの」と捉えていますね。
この捉え方が間違っています。
なぜなら、本来の仕事は「楽しくて夢中になれるもの」のはずだからです。
このことは人類の歴史から考えてみればわかります。

そもそも仕事っていつ産まれたかわかりますか?
答えは原始時代です。
人類最初の「仕事」は原始時代の分業です。
想像してみてください。
もしあなたが、たった一人で無人島に放り出されたら?
喉が乾けば水を汲みに行き、夜露を凌ぐために枝を集めて寝床を作り、お腹が空けば石を削って槍を作り、命がけでイノシシを追いかけ、仕留めたら皮を剥いで調理する……。
これを全部一人でやるのは、控えめに言って「無理ゲー」ですよね。
一日24時間あっても足りませんし、何より一つひとつのクオリティが低すぎて、あっという間に野垂れ死んでしまうでしょう。
そこで、賢い私たちの祖先は気づきました。
「あ、これ分けてやったほうが効率よくね?」
これが「分業(ぶんぎょう)」の始まりです。

この分業という概念が、人類が他の動物と比べて圧倒的に進化できた理由です。
他の動物は、全てを個人単位で行っていました。
多少の連携はあったとしても、「多少の」という程度にとどまります。
しかし人間は、もっと細かく分業しました。
- 足が速くて勇気がある人は「狩り」に。
- 手先が器用でコツコツ作業が得意な人は「道具作り」に。
- 火の扱いが上手で味付けのセンスがある人は「調理」に。
それぞれが「自分の得意なこと」に特化して、余った時間を他の仲間のために使う。
これが、人類が発明した最強の生存戦略であり、私たちが「仕事」と呼んでいるものの原点なんです。

この原始的なモデルで考えると、仕事の本質が見えてきます。
狩りが得意な人は狩りをする。
それで仲間から「君の持ってくる肉は最高だ!」と感謝される。
道具を作る人は道具をする。
それで仲間から「君の作った弓のおかげで助かったよ」と頼りにされる。
つまり、本来の仕事とは「自分の得意なことで誰かを笑顔にし、そのお返しとして自分も生かしてもらう」という、極めてポジティブなギブ・アンド・テイクの関係だったのです。
自分が得意なことに没頭して、周りに喜んでもらえる。
これって、最高にクリエイティブで楽しいことだと思いませんか?
しかし今のあなたは、そうだと認識していない。
「仕事=嫌でもやるしかないもの」だと本気で信じてしまっています。

今のあなたは例えるなら、
「絵画について不勉強で知識がないため」
「目の前に20億円の価値があるピカソの絵があるのにそのことに気付いておらず粗大ゴミに捨てようとしてる人」
って感じです。
「仕事=仕方なくやるもの」と思っているのは、このピカソを捨てようとしてる人と同じです。
それはあまりにもったいないことです。
だからぜひこれからはその考え方を変えてください。
幸いにも、今の世の中は「分業」の形が無限に広がっています。
動画を編集する、文章を書く、誰かの話を聞く、場を盛り上げる、マニアックな知識を整理する。
どんなに小さなことでも、それがあなたの「得意」であれば、それは立派な仕事になり得ます。
「仕事をさせられている」という感覚を捨てられたとき、あなたの世界はガラリと変わります。
今はまだ、暗いトンネルの中にいるように感じるかもしれません。
でも、自分の心に正直に、一歩ずつ「自分がしっくりくる場所」を探し続けてみてください。
最後に、これだけは覚えておいてください。
あなたは、誰かのために自分を削るために生まれてきたのではありません。
あなたの「得意」で誰かを照らし、あなた自身も輝くために生まれてきたのです。
